インプラント 評判の種類
ハーセプチンでは、複数のメーカーが検査キットを販売しており、通常、病理医のいる病院なら簡単に検査して判定できる。
抗体医薬のもうひとつの特徴は、投与間隔が長いことだ。
通常、抗体は血中の半減期が2〜3週間ある。
つまり一定の薬効濃度をその間維持できるので、従来の抗がん剤のように頻繁に投与せずにすむという。
ハーセプチンは乳がんの2〜3割の患者に朗報をもたらしたが、「従来の医薬品なら奏効率2割はボーダーライン。
これ以上開発を進めるかどうか悩むところですが、実は効かない患者さんがもともと7割いたということなんです」C部長はそう指摘する。
「テーラーメイド医療は患者さんにとって非常に重要な意味をもちますが、製薬会社にとっても同じです。
医薬品の開発は経済的にも負担が大きい。
臨床開発のプロセスで、効く患者さんがある程度わかってやっていくことで、埋もれていたかもしれない薬の価値をより正確に評価できますし、開発の時間も短縮できます。
また、治験では患者さんに参加していただくこと自体が大変ですが、A病院にはハーセプチンが効きそうな患者さんが何人ぐらいいるとわかっていれば、治験の基本的なデザインにもプラスになります」米食品医薬品局(FDA)は2003年2月、新薬承認の際に効きめや副作用にかかわる患者のSNIPSデータをつけるよう求めたガイドライン案を出した。
遺伝子情報を薬の臨床開発にいかす「ファーマコゲノミクス」は、いずれ欧州、日本でも適用されていくだろう。
「何%の患者に効くか」ではなく、「私に効く」薬が選べるようになるのである。
学会では大阪府立成人病センターのO明調査部長が、「わが国のがん対策は、総体として成果をあげているどころか、失敗しているといわなければならない」と講演した。
アメリカでは90年代に入ってからがんにかかる率とがんで死ぬ率がともに減りはじめているのに対し、日本ではがん擢患率は増え、がん死亡率はほぼ変わっていない。
国のがん予防対策としてO部長は、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮頚がん検診の受診率と精密検査の受診率を上げること、肺がんに対してはタバコ対策を強化すること、肝がんに対してはC型肝炎キャリア対策を進めることの3点をあげた。
「がん治療のパラダイムシフト」と題するシンポジウムでも同様に、これまでのがん治療のありかたを反省し、戦略を大幅に変える必要性が活発に論じられた。
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